はじめに

切らずに治す粒子線治療※は、QOL(生活の質)に優れた治療法として注目されています。

※陽子線治療と重粒子線(炭素線)治療を総称して粒子線治療といいます。

粒子線治療の主な特徴は、
・痛みがない
・臓器の機能や容姿、容貌を損なわず、傷跡も残らない
・高齢者にも適用できる
・早期の社会復帰が可能
などがあげられます。

粒子線治療は放射線治療のひとつですが従来のX線との大きな違いは、がん細胞の手前や奥など周りの正常な細胞を傷つけにくく副作用が少ないことがあげられます。

受診までの流れ

主治医の先生と良くご相談のうえ、主治医の先生から神戸陽子線センターにFAX(078-335-8005)で診療情報提供書をお送りください。
後日、主治医の先生宛に受診日時等の連絡を送ります。

治療費について

保険診療の場合

2020年4月現在、公的医療保険の対象は、
1. 小児がん(限局性の固形悪性腫瘍)
2. 頭頚部腫瘍(鼻副鼻腔扁平上皮癌、頭頚部悪性黒色腫、嗅神経芽細胞腫、腺様嚢胞癌、頭頚部非扁平上皮癌)
3. 骨軟部腫瘍(脊索腫、軟骨肉腫、骨肉腫、その他の稀な骨盤部肉腫)
4. 前立腺癌
です。

陽子線治療料(照射技術料)は
小児がん、頭頚部腫瘍、骨軟部腫瘍:237万5千円
前立腺癌:160万円ですが、保険診療のため、自己負担はそのうちの一部となります(公的医療保険(=健康保険)適用で1~3割負担、高額療養費制度の利用でさらに少なくなります)。
いずれも、診察、検査などは別途保険診療となります。

※図は3割負担

自己負担額

先進医療の場合

陽子線治療料(照射技術料):288万3千円
※陽子線治療は先進医療の適用となっており、粒子線治療費(288万3千円)以外は、公的医療保険の対象となり患者さんの自己負担総額は約300万円です。

自己負担額

AYA世代(20~39歳)に対する陽子線治療費の減免

保険適用となっている小児がんに比べて、治療費が高額な先進医療の陽子線治療について、AYA世代の方の治療を促進するため、陽子線治療費を減免

減免制度の概要

1.減免対象者:国内在住1年以上で先進医療の陽子線治療を受ける20~39歳の方で前年の世帯全員の総所得金額の合計額が600万円以下の世帯に属する方

2.減免対象費用:粒子線治療料(限度額288万3千円)

3.減免割合:世帯総所得210万円以下・・・・3/4
世帯総所得210万円超600万円以下・・・・・1/2

4.実施時期:令和2年4月1日

診察、検査などは別途保険診療になります。

※陽子線治療は先進医療の適用となっており、粒子線治療費(288万3千円)以外は、公的医療保険の対象となり患者さんの自己負担総額は約300万円です。

※小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍)、頭頸部腫瘍(鼻副鼻腔扁平上皮癌、頭頸部悪性黒色腫、嗅神経芽細胞腫、腺様嚢胞癌、頭頸部非扁平上皮癌)、骨軟部腫瘍(脊索腫、軟骨肉腫、骨肉腫、その他の稀な骨盤部腫瘍)、前立腺癌への陽子線治療は公的医療保険の対象です(平成31年1月時点)。

*先進医療特約について
先進医療の粒子線治療料は288万3千円(検査費等別途必要)と高額ですが、民間保険の先進医療特約の対象になります。

(注1)288万3千円の陽子線治療料(照射技術料)を対象とした先進医療特約保険等(疾病に対する一般的な給付(がんと診断されれば○○万円の一時金支給等)は除く)

貸付制度のご案内

粒子線治療資金貸付制度について

粒子線治療料の支払いが困難な方に対し、粒子線治療料の貸付制度があります。

貸付制度の概要

  1. 1.貸付対象者:国内在住1年以上の方
  2. 2.貸付対象費用:粒子線治療料(限度額288万3千円)
  3. 3.利子:無利子
  4. 4.連帯保証人:1人
  5. 5.償還期間:10年以内

※申請手続き等詳細につきましては、まずは当センター事務部へご相談下さい。

※申請にあたっての留意事項としまして、第1回目の照射が行われる日の約2週間前までには、必要書類を添えて申請していただくことになります。

※粒子線治療開始後は、本制度はご利用できません。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンは、患者さんが自ら治療法を選択し、納得して治療を受けていただく為に病気の診断や治療法などについて、主治医以外の医師から意見を聞くもので、当センターの専門医が現在受診中の医療機関の診療情報を基に面談し、治療方法についての意見をご提示いたします。治療や検査は行いません。

対象者

患者さん本人のご相談が原則です。患者さんご自身が来院できない場合には、ご家族でのご相談も可能です。その場合は、ご本人の同意書が必要です。

予約方法

完全予約制です。
受診の流れは、上記の受診までの流れと同じです。
主治医からの紹介となります。
FAX予約申し込み書に☑セカンドオピニオンをお願いします。

(注意)

診察当日は必ず主治医からの診療情報提供書が必要となります。
相談終了後は、主治医のもとへ相談の結果をお知らせいたします。

相談当日持参していただくもの

  • ・医療機関の診療情報提供書と検査データなど
  • ・ご本人が確認できる健康保険証など
  • ※当日、セカンドオピニオン相談同意書に署名をしていただきます。

相談をお受けできない場合

  • ・主治医からの診療情報提供書(紹介状)が無い場合
  • ・医療訴訟のための相談
  • ・医療費・医療過誤に関する相談

費用

保険は適用されず、すべて自費となります。 資料や画像を拝見する診察準備時間や主治医への手紙作成時間も含まれます。
(30分以内は11,000円 それ以降は、15分毎に2,300円加算)

お問い合わせフォーム

※回答は基本的にメールで行います。回答までに日数を要する場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※お問い合わせフォームからの受診申込・予約受付はしておりません。

※個人情報の取り扱いについて
このフォームにご記入いただきました個人情報は、各々の回答を目的としてのみ使用します。
また、ご本人の承諾なしに第三者に提供することはありません。

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