はじめに

切らずに治す粒子線治療※は、QOL(生活の質)に優れた治療法として注目されています。

※陽子線治療と重粒子線(炭素線)治療を総称して粒子線治療といいます。

粒子線治療の主な特徴は、
・痛みがない
・臓器の機能や容姿、容貌を損なわず、傷跡も残らない
・高齢者にも適用できる
・早期の社会復帰が可能
などがあげられます。

粒子線治療は放射線治療のひとつですが従来のX線との大きな違いは、がん細胞の手前や奥など周りの正常な細胞を傷つけにくく副作用が少ないことがあげられます。

受診までの流れ

主治医の先生と良くご相談のうえ、主治医の先生から神戸陽子線センター患者支援室にFAX(078-335-8005)で診療情報提供書をお送りください。 後日、主治医の先生宛に受診日時等の連絡を送ります。

治療費について

先進医療の場合

陽子線治療料(照射技術料):2,883,000円

診察、検査など通常の診療部分: 公的医療保険の対象となりますので、一部負担(1割~3割)となります。

※陽子線治療は先進医療の適用となっており、粒子線治療費(288万3千円)以外は、公的医療保険の対象となり患者さんの自己負担総額は約300万円です。
※小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍)への陽子線治療は公的医療保険の対象です。

先進医療特約について

現在、公的医療保険の適用となるのは、小児がん(陽子線治療)と骨軟部腫瘍(重粒子線治療)です。それ以外の粒子線治療は先進医療になります。(平成29年12月時点)
先進医療の粒子線治療料は288万3千円(検査費等別途必要)と高額ですが、民間保険の先進医療特約の対象になります。

貸付制度のご案内

粒子線治療資金貸付制度について

粒子線治療料の支払いが困難な方に対し、粒子線治療料の貸付制度があります。

貸付制度の概要

  1. 1.貸付対象者:国内在住1年以上で世帯全員の総所得金額の合計額が346万円以下の世帯に属する方
  2. 2.貸付対象費用:粒子線治療料(限度額288万3千円)
  3. 3.利子:無利子
  4. 4.連帯保証人:1人
  5. 5.償還期間:10年以内

※申請手続き等詳細につきましては、まずは当センター事務部へご相談下さい。

※申請にあたっての留意事項としまして、第1回目の照射が行われる日の約2週間前までには、必要書類を添えて申請していただくことになります。

※粒子線治療開始後は、本制度はご利用できません。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンは、患者さんが自ら治療法を選択し、納得して治療を受けていただくために病気の診断や治療法などについて、主治医以外の医師から意見を聞くもので、当センターの専門医が、現在受診中の医療機関の診療情報をもとに面談し、治療方法についての意見をご提示いたします。そのために、ご予約は主治医からの診療情報提供書(☑セカンドオピニオン)をFAXして頂く方法をとらせて頂いています。
治療や検査は行いません。

対象者

患者さん本人(但し小児の場合はご家族)の相談が原則です。患者さんご自身が来院できない場合には、ご家族でのご相談も可能です。その場合はご本人の同意書が必要です。

予約方法

完全予約制です。
主治医の先生から神戸陽子線センター患者支援室にFAX(078-335-8005)で診療情報提供書(必ずセカンドオピニオンに☑お願いします)をお送りください。後日、主治医の先生宛に受診日時等の連絡を送ります。
相談終了後は、主治医のもとへ相談の結果をお知らせ致します。

(注意)

小児がんの陽子線治療を含めた放射線治療のセカンドオピニオンは、成人対応の神戸陽子線センターの診療情報提供書(必ずセカンドオピニオンに☑お願いします)をご使用下さい。

相談当日持参していただくもの

  • 医療機関の診療情報提供書と検査データなど
  • ご本人が確認できる健康保険証など
  • セカンドオピニオン相談同意書は、当日来院時にご記入して頂きます。

相談をお受けできない場合

  • 主治医からの診療情報提供書(紹介状)が無い場合
  • 医療訴訟のための相談
  • 医療費・医療過誤に関する相談

費用

保険は適用されず、すべて自費となります。資料や画像を拝見する診察準備時間や主治医への手紙作成時間も含まれます。
(30分以内は10,800円 それ以降は、15分毎に2,300円加算)