放射線治療で一般的に用いられるのは、エックス線やガンマ線など光子線と呼ばれる電磁派を用いた治療です。陽子線はじめとする粒子線は、高エネルギー原子核の流れであり、放射線のひとつです。
水素の原子核である陽子を加速しエネルギーを高めた陽子線を用いた治療が陽子線治療です。

水素の原子核である陽子を加速しエネルギーを高めた陽子線

陽子線治療の特長

体内での放射線分布の違い(いわゆる「ブラッグピーク」)

陽子線は、エックス線と異なり体内を一定程度進んだ後、急激に高いエネルギーを周囲に与えそこで消滅します。この性質(ブラッグピーク)を利用することで、がん細胞に集中して高いエネルギーを与え、周辺の正常細胞に与えるエネルギーを少なくするよう線量等を調整することができます。

がん細胞に対して、ピンポイントで高線量の照射による高い治療効果が期待でき、また正常組織に対する障害減が可能になり、発育・発達障害、二次がん等の晩期合併症のリスクを最小限に抑えた治療が行えます。

放射線治療のイメージ図

放射線治療イメージ

各種放射線の線量分布

各種放射線の線量分布グラフ

陽子線治療の説明Movie

小児の保険診療について

これまでの治療成果が認められ、平成28年4月より小児の固形がんに対する保険適用が開始されました。